軽貨物自動車の後部によく張られている緑色のPマークステッカーを、一度は見た事があるかとは思います。
あれはプライバシーマークいう認証ステッカーです。
今回はプライバシーマークについて解説します。
プライバシーマークとはJISQ15001個人情報保護マネジメントシステムの要求事項を満たすために、一般財団法人日本情報経済社会推進協会が認定しているマークです。
目的は個人情報の保護です。
つまりプライバシーマークを付けている軽貨物運送業者は適正な個人情報を取り扱える事業者として認められているという事です。
軽貨物運送は事業の特性上、荷主や送り主の住所や電話番号、E-メールアドレスなど、各種個人情報を扱いますから、やはりプライバシーマークがない軽貨物運送事業者より、プライバシーマークを取得している軽貨物運送事業者の方が、荷主から信頼されます。
プライバシーマークを持っていると営業をする際の強力な材料になるでしょう。
しかしプライバシーマーク取得事業者が万全かといえばそうでもありません。
何故なら過去にプライバシーマーク取得事業者による、情報流出事件があったからです。
そうした背景からプライバシーマークをあまり重視していないという荷主も一定数存在しています。
プライバシーマーク取得が軽貨物事業にどのような影響を与えるか、今後も見守りたいところです。